2015年9月

2015年9月21日 (月)

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先日、ついに刈り取りを済ませた宮城県古川地区発の「ひとめぼれ」。

2週間あまりの軒下「はさ架け」を経て、いよいよバケツ稲チャレンジの最終ステージです!

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まずは「脱穀」です。

割り箸に穂を通してプチプチプチッと一気に外していきます。

限りなく地味な作業。正直、あまり楽しくありません・・・

新米気分を盛り上げる記事でモチベーションを保ちつつ、黙々と作業を進めます。

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終了です。分かっていたことではありますが、非常に慎ましい量です。

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次。

籾から玄米を取り出す「籾すり」です。

「少量なので、いつかは終わる」と一粒ずつ地道に籾を剥く作業を始めましたが、意外に固いガサガサの籾殻に、指先の皮が悲鳴を上げ始めました。

結局、20粒程度で断念。

代打はこちら!家庭用精米機です。

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精米機の蓋に、これ見よがしにかかれた赤字の警告。

故障の恐怖に怯えつつ機械をまわす緊迫の数分間、心拍数が上がります…。

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上記、不適切な目的での機械使用は自己責任と周囲の同意に基づいて決行しています。

常識ある皆さまは絶対に真似をせず、正しい使用法を守ってくださいね。

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機械から取り出し、籾殻と玄米に分けていきます。

初めはフッと吹くと軽い籾殻だけが飛ばせたのですが、中盤以降は籾から外れていない物も多く、結局、一粒一粒確認しながらプチップチッと選り分けざるを得ません。

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二人掛かりで黙々と作業すること20分。テンションが下がり続ける中、会話も途絶えがちです。

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終了です。玄米収量、19gでした。

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棒でつく昔ながらの精米法にも惹かれましたが、スケジュール上、そろそろ“巻き”が入ってきました。

前出の精米機に再登板頂き、ささっと精米終了。

ついに27年産「ひとめぼれ」が目の前に表れました!

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いざ、最終工程の炊飯です。

収穫が少ない場合にはおかゆにしたり、他のお米とブレンドすると良いとマニュアルにはありますが、私が食べたいのはあくまでも生粋米のみの「銀シャリ」。

無い知恵を絞り、思いついた秘策はこちら!

「だしパック炊き分け法」です。

大さじ2杯に満たないひとめぼれをパックに入れ、普通に2合のお米を炊く時に便乗して炊いてみました。

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結果は大成功。見事に新米が炊きあがりました。

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日頃から大切に頂いているお米ですが、ここまで一粒一粒が愛おしく感じられるのは初めてです。

ホビークッキングフェア2014終了から4ヶ月間、バケツ稲の成長を共に見守った家族全員でほんの一箸分ずつ頂いたお米は、とてもとても美味しく感じられました。

ごちそうさまでした!

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貴重な体験の機会を下さったJA古川の皆さまをはじめ、先日の大雨によって甚大な浸水被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

2015年9月17日 (木)

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今年もいよいよりんごの季節。

8月末くらいから新物の「津軽」が出始めましたが、今週、今年初めての「紅玉」を店頭で見つけました。真っ赤に色付いた小振りなものが、袋にたっぷり入って300円。迷わず購入です。

夕食後、早速作ったのはこちら! アップルジェリーです。

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昨年の晩秋に帰省した際、地元の女性達の間でちょっとしたブームになっているという保存食、アップルジェリーのレシピを教わりました。地域に移住してきたイギリス出身の女性が、あちこちの庭先で実るにまかせたままの姫りんごを見かねて伝授してくれたとの事。

ゼラチン等の凝固剤を一切添加していないのに、まるでゼリーのように常温でしっかり固まる不思議と、なにより目の覚めるようなきれいなルビー色に惹かれ、今年はぜひ自分でも挑戦したいと楽しみにしていました。

いざ、調理を開始します!

1)まずはりんごをよく洗い、4等分にして芯を取り除きます。

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2)芯をガーゼ布巾か、出汁用の不織布袋等にいれます。

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3)大きめの圧力鍋にりんご、りんごと同重量の水、芯を入れて火にかけ、圧力がかかってから弱火で20分加熱します。ちなみに、今回はりんご正味1300g、水1.3Lです。

圧力鍋がない場合は、普通のお鍋で40分くらい、りんごがほろほろに柔らかくなるまで煮てください。

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4)火から下ろして自然に圧を抜き、煮上がった鍋中のりんごと煮汁をサラシ袋に移します(袋がない場合は、厚手のキッチンペーパーを敷いたザルでも代用できます)。

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5)袋の口を紐でしっかり結んで一晩吊るし、自然に煮汁を漉しとります。仕上がりが濁ってしまうので、絶対にしぼらないでくださいね。

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6)一晩経ちました。この時点ですでにふるふるっとしています。

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7)漉し汁の4割重量の砂糖、1割のレモン汁(漉し汁1200gに砂糖480g、レモン汁120g)を混ぜ入れて強火にかけ、沸騰したら中弱火に落とし、こまめにアクを取りながらふつふつと煮詰めます。

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8)30〜40分ひたすら煮詰めます。煮汁が煮始めの半量くらいになったら、冷やしたお皿に少しとり、固まり具合をチェックしてください。ゼリー状の膜が張っていれば煮詰め終了です。

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9)きれいに煮沸消毒した瓶に手早く注ぎ、すぐに蓋を閉めて天地を逆さまにし、冷まします(長期保存したい場合には、瓶に注ぎ入れた後に15分程湯煎で滅菌してください)。

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10)完成です!

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りんごに含まれるペクチンと砂糖、レモンの酸が結びついてしっかりゲル化しています(糖度の目安は60%くらいです。低糖すぎると固まらないので注意してくださいね)。

さっそく、こんがりトーストやヨーグルトに乗せて、甘酸っぱい秋の味覚を満喫しました。

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【美味しいおまけ】

さらし袋に残ったりんごの搾りかすは、りんごジャムに出来ます。

お鍋に搾りかすと半量の砂糖、同量の水(1:0.5:1)を入れて混ぜ、火にかけます(芯は取り除いてください)。

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クツクツと15分程煮詰め、ツヤが出てきたら完成です。

お好みで、シナモンを振ったりブランデーを足したり、しっかり煮詰めてパイのフィリングにしても美味しいです。うっかり捨ててしまわないでくださいね。

2015年9月 6日 (日)

7月24日に出穂したバケツ稲の「ひとめぼれ」。

台風や長雨、目ざといスズメ達の襲撃にも負けず、本日無事稲刈りの良き日をむかえました( ↓ 鳥から貴重な稲穂を守ったのは、この不織布袋)。

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いざ、第一刀です!   チョキ。

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チョキチョキチョキ。チョキチョキチョキ。

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ホビークッキング水田の稲刈りは6株分。思いのほか早く終了しました・・・。

所々未熟な青米が混じっているものの、古川生まれの小さな一粒が東京で立派に実ってくれた事に感謝です。

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収量は少なくとも、一粒残らず大切な収穫です。早速、軒下に吊るしました。

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銀シャリまでもうわずか!次回はいよいよ脱穀です。お楽しみに・・・

【おまけ雑学】

籾殻の先端から伸びているヒゲは、イネ科の植物に見られる『芒(のぎ)』です。皆さまよくご存知の「のぎ偏」の“のぎ(禾)”はこれに由来しています。