2014年12月 3日 (水)

食文化の違い

今回も九州の話で恐縮ですcoldsweats01

東京の一般家庭で、「万能ねぎ」という先まで青い細いねぎを使うようになったのはいつ頃からでしょうか。

少なくとも、夫と結婚した当時(30年前)は、私は家で万能ねぎを使ったことはありませんでした。初めて、九州の夫の実家に行って台所の手伝いをしたとき、吸い物に散らすからネギを切ってと頼まれました。

私の知っている、あの白い太いねぎとは違います。いつもは、青い部分は使わないのに、この細いねぎはほとんどが青い・・。はて、どこまで切ればいいのかしら。

忙しく炊事をしている義母に聞くのも憚られ(この嫁はこんなこともわからない、と思われたくなかったのかもしれません)、でも、どこまで切っていいのかわからず、真ん中あたりまで切って、先っぽのほうは捨ててしまいました。今から考えると顔から火が出ますsweat01sweat01

義母はそのときは何も言いませんでした。だいぶ経ってから、このネギは先まで全部使うのだと教えてくれました。東京は違うんやろ?とやさしく。

いつしか、東京でも万能ねぎがスーパーに並ぶようになりました。

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先日、飛行機の機内誌を読んでいたら、博多万能ねぎの関東進出時の話が載っていました。それによると、関東での販売を計画したけれど、陸上輸送では時間がかかって鮮度が落ちてしまいうという問題があり、それを解決したのが飛行機による輸送。昭和53年に空輸が始まり、鮮度を保ったまま東京に届けることができるようになったそうです。また、白ねぎが主流だった関東ではねぎの青いところは食べないという食文化の壁があり、それを破るために、青果市場やスーパーで試食会を開くなどのご苦労もあったようです。

私が結婚したのは、空輸開始よりもう少しあとのこと。そのスーパーの試食会に出会っていれば、失敗はなかったでしょう。でも、食文化の違いを義母が温かく見守ってくれたことが、何よりうれしい思い出ですconfident

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