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2014年3月24日 (月)

今、いろいろな品種のお米がありますね。作付の多い品種を調べてみたら、コシヒカリの割合が全体の37.5%と断トツで、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、キヌヒカリ・・・と続いていました。(「平成24年産水稲の品種別作付割合上位20品種(主食用米)」米穀機構/米ネットより)

上位20品種を眺めていて、気づいたことがあります。「ササニシキ」の名前がないのです。おいしいお米の双璧は「コシヒカリ」と「ササニシキ」だったはずなのに、と思って調べてみましたclip

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「ササニシキ」は昭和38年に宮城県古川農業試験場で誕生しました。炊き上げたご飯は香りがよく、透き通った光沢とあっさりとした食感が特徴的。冷めても美味しさが変わらず、しゃり用にはササニシキとこだわる寿司職人も少なくなかったそうです。ところが、平成5年の大冷害の年に、ササニシキ栽培農家の収穫が激減してしまうほどの大打撃を受け、代わって多く栽培されるようになったのが「ひとめぼれ」。このお米も、古川農業試験場で平成3年に生まれました。つやがあって、味や香りも良く、全国各地に広まり、作付量がコシヒカリに次いで2番目に多い品種となったのでした。 

「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の誕生の地、宮城県の古川農業協同組合(JA古川)さんのホームページを覗いてみますと、特選米としてササニシキとひとめぼれが載っていました。生産農家が今なおササニシキにこだわり、長年培ってきた技術と経験により丹精込めて育てているそうです。また、「ひとめぼれ」は、JA古川の取扱量全体の8割を占め、今や代表品種。日本人としては、どちらも食べたくなりますねnote (http://www.jafurukawa.or.jp/tuuhan.htm

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ここで、お米の名前トリビアを一つconfident

お米の名前って、どのようにつけるのでしょう。「ササニシキ」は、その親が「ササシグレ」と「ハツニシキ」と聞けば、なるほどとわかります。また、国または国が指定した試験場で開発された品種は5文字以内のカタカナという慣例があり、カタカナ書きです。

では、同じ古川農業試験場で生まれた「ひとめぼれ」の名前の由来は?

お米につやがあり、適度な粘りとサッパリとした口あたり、まさに「おいしさ」に“ひとめぼれ”してしまうお米、という意味が込められたこの名前、1991年、全国的に公募をし、応募数3万8514通の中から決まったそうです。かつ、それまでの慣例にとらわれず、ひらがなを使いました。たしかに、「ヒトメボレ」よりも「ひとめぼれ」のほうが、なんだか親近感がわきます。また、当初のお米のパッケージには、日比野克彦氏のイラストを入れたとか。もちろん、美味しいお米だからこそ全国に広まったのですが、ネーミングも一役買っていたかもしれませんねflair

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